【800件超え整理収納コンサルタント】よむ整理収納

元汚部屋住人で現在は年間約200件の現場に訪問するフリーランスの整理収納アドバイザー(コンサルタント)です。日々現場でアップデートしている整理収納の情報を発信していきます。

【断捨離】【ハンカチ】800件超え整理収納アドバイザーの○○やめました!①

 

ご訪問件数800件超えの元汚部屋住人

整理収納アドバイザー・整理収納コンサルタントの関澤千恵です。

スッキリ暮らしたい

片付かない!脱却のカギは「今の自分」へのシフト

日々整理収納の現場に出ていると、当たり前ですが、改めて1つとして同じお家はないのだと実感します。

 

一方で、どんなおうちにも共通する一番大切なポイントがあります。

そのポイントとは、お家の間取りでも収納用品でもなく、何を手放し・何を持つかです。

基準となるのは「今の自分がストレスなく管理できるモノかどうか」という一点です。

 

「今の自分」というのが肝で、クライアントの多くは「以前の我が家はこんなではなかった」とおっしゃいます。

 

まるで自分が過去に比べて駄目になってしまった、というニュアンスですが、例えば同じAさんでも、10年前の独身時代とお子様がいてフルタイムで働いている現在とで同じことができないのは当然です。一方、20年後にはお子様も独立し、今よりずっとゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。

 

だからこそ大事なのは「今の自分」なのです。

前置きが長くなりましたが、自宅の整理収納をするにあたってはくれぐれも「過去の自分」ではなく「今の自分」を基準に進めていってください。

今の家の主役は今のあなたなのですから。

何から始めたら良い?

「頭を押さえる女性」の写真[モデル:SAKI]


そうは言っても、いきなり「今の自分がストレスなく管理できるモノかどうか」見極めましょう!と言われても戸惑ってしまいますよね。

 

そんな方にオススメなのが小さなモノから始めてみることです。

そして「今の自分がストレスなく管理できるモノかどうか」問いかけた結果、自分がNO!と思うものについては少しづつ手放してみましょう。

管理にストレスを感じるアイテムNo. 1を見つけよう

一つだけ注意したいのは、どんなに管理にストレスを感じていたとしても、自分以外の持ち物に関しては対象外とします。

自分にとって不要に見えても、モノの価値はその持ち主本人にしか分かりません。

ここではまずは自分の持ち物の中からピックアップしてみましょう。

 

ちなみに過去、私が管理にストレスを感じたアイテムNo. 1は・・・ハンカチです。

お恥ずかしながら何が苦痛って、アイロン掛けが本当に、本当~に苦手なのです。

 

しかも、実家からそのまま持参したものが殆どで、自分で購入したものがほぼ無かったため、様々なテイスト・素材・サイズ感のモノが混在しており、正直好みや服装にマッチしないものばかりでした。

 

そしてある日、洗濯をしていて恐ろしいことに気付いてしまったのです。
アイロンの要らないハンドタオル以外、全く使っていない・・・ということに。

「ねばならぬ」が暮らしをしんどくさせている

何故自分は使わないことがわかっていながら長いことアイロンが必要なハンカチを手放すことができなかったのか。

それはどこかで「ねばならぬ」に縛られていたように思います。

 

具体的には”綺麗にアイロンがけされたハンカチを持つきちんとした女性にならねばならぬと"いう思い込みです。

もちろん、きちんとアイロンをかけられるならそれに越したことはないでしょう。

けれども、それが苦手だったら?あるいは独身時代はできていても子供が生まれて日々の生活に追われてそこまで手が回らなくなったらどうでしょう?

 

実際にご訪問する中でも段ボール数箱分、時には1部屋丸々「これからアイロンをかけるもの」で埋まってしまっているお家は結構あります。

 

「こうだったらいいな(理想)」ではなく「今の自分が無理なく管理できるか(現状)」にシフトしてみましょう。

一歩外へ出れば様々な決まりがありますが、家の中だけは自由です。

もっともっと、自分ファーストで考えてみてください!

 

本当のお気に入りを見つけよう!

ハンカチについては私一人の持ち物だったため、「自分ファースト」で考えた結果、少しもったいないのですがアイロンが必要なハンカチは全て掃除用のウエスとしておろすことを決め、専用の居場所を作り収納しました。

同時に色やデザインが趣味に合わないハンドタオルも同じ専用の場所に移動させたところ、なんと使えるものが0枚になってしまいました。

 

さすがに困るということで生まれて初めて真剣にタオルハンカチ探し。

改めて自分はどんなタオルハンカチを求めているのか、条件を挙げてみました。

こだわりポイント
  • アイロンがいらない
  • かさばらない
  • たたみやすい
  • 肌触りが良くて吸水性が良い
  • 600円以下
  • 大人が持って違和感のないデザイン

我ながら要求が多すぎるかと思っていましたが、なんと全部満たすのありました!

 

濱文様さんの和タオル!税込み540円です。

※「和たおる」と書かれた部分はシールのため使用前にはがします

動物をあしらった可愛いらしいものから、日本の伝統が柄まで、色も鮮やかなものから渋い色味まで老若男女持ちやすい模様が揃っているので、選ぶのもワクワク♪

表面はガーゼのような素材でサラサラで裏面はタオル地なのでフカフカ

顔の汗は表面のサラサラしたガーゼ面で拭い、手を洗った時など水分が多いときは裏のタオル面でふいています。

今はこのシリーズを8枚揃え、それが私のタオルハンカチの全てです。

自分が無理なく管理できる素材とお値段、そして持っていてちょっとだけ嬉しくなるデザインを考えるとこれが今の私にはベストです。

まとめ

整理収納の先にあるのは「自分が本当に好きなものだけに囲まれた快適な暮らし」であって、モノを減らすことが目的ではありません。

手離した先で、「最新版のMy Best」をお家に迎え入れてあげて下さいね。

好きなものだけに囲まれた暮らし。

想像するだけでワクワクしてきませんか?

 

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